ダボス会議で聞く世界の英語(CD付)

ダボス会議で聞く世界の英語(CD付)


ダボス会議で聞く世界の英語(CD付) ダボス会議で聞く世界の英語(CD付)
コスモピア コスモピア
¥ 2,205

世界を動かすトップの英語
リーダーの英語
英語で伝えるオジサン的ビジネス表現
いろんな英語をリスニング
訳せそうで訳せない日本語 きちんと伝わる英語表現 (ソフトバンク新書 62)

■聞いてもらえる英語 評価4 日付2008-02-16
世界各国からのダボス会議への参加者のスピーチを集めたもの。ネイティブスピーカーだけでないので、英語という面ではさまざまなバックグラウンドのものが聞けるので役に立つ。
CDにスピーチの録音があり、本にはそのトランスクリプト(言いよどみや言い間違い、つまった時のフィラーなども忠実に記録されている)、解説(英語およびスピーチの内容や背景知識)などが含まれる。
ここでのスピーカーの最大の目的は「聞いてもらえること」であるから、そのために何をするべきかを学ぶのには最適である。もちろん、スピーカーの戦略はさまざまだから、話す内容、論理の立て方、文章の表現、用語の選択、そして実際のデリバリーでどのような工夫をするか、そしてそれらをどのように組み合わせるかは千差万別である。読者はスピーチを聞いて、各スピーカーがどの程度それらに成功しているかを評価し、自分が話す時に何をすれば良いかを学ぶことができる。
英語に関していえば、ネイティブスピーカー以外が多いので、どのような特徴をもった話し方をするかを比較できる。実際、日本人が英語を使う場合はネイティブスピーカー以外を相手にすることも多いので、さまざまなバリエーションを聞いて理解できることは大事な能力である。さらに大事なことは、「聞いてもらえる」英語は発音だけの問題ではないという理解だろう。
解説においては「これが世界を動かすリーダーたちだ」といったトーンは注意深く避けられているが、それでもこうしたタイプのスピーカーだけを集めたものは好き嫌いが分かれるかもしれない。
いずれにしても、英語の運用能力を高めたいと考える人には貴重な材料である。今後は、出身国や社会的バックグラウンドもさらに多様化させたものを期待する。
■実際的なことがまなべる 評価5 日付2008-02-16
鶴田さん、柴田さんのコンビの新しい本がでました。きわめて実践的な内容です。ダボス会議の内容ですので、まさにいま使われている英語です。本書はネイティブでないスピーカーについて取り上げていて、これはとても参考になります。海外に出るといろいろななまりの英語に遭遇するものですし、意思を伝えようという点では、英語が母国語であるなしに関わりなく、どこの国の人でも同じですからね。

■高度な内容の英語について世界一周旅行ができる本 評価5 日付2008-02-03
本書は共著者による昨年出版の「ダボス会議に学ぶ 世界を動かすトップの英語」の続編で、ダボス会議を素材とした各国要人の発言について、その地域、国における英語の特徴まで触れられています。(もちろん英米豪といった英語が母語の方の分もあります。)ツル先生と柴ちゃんの丁寧な解説、経験に基づくコメントも前著同様ですが、発言内容よりも、「世界の英語」に興味がある方にも充分満足ができるものです。取り上げられた26人のスピーチの一つ一つは比較的短いので、多忙な方や集中力に欠ける時も、コマ切れの時間を利用して取組むことができます。ビジネスでは日本人、中国人、韓国人で話しをする場合でも、それぞれの母語に偏るのでなく、公平性から英語を使うとも聞いていますので、本書で実地訓練をしておきましょう。それにしても序章と終章での日本人、緒方貞子さんのスピーチにはホレボレします。
■通訳を目指す人には最適のCD 評価5 日付2008-02-02
また新しい英語の本かと思っていると、実は内容は深い。鶴田、柴田氏の共著「〜の英語」三部作にすべて言えることだが、スピーチのなかでも、的確にエッセンスの詰まった部分を切り出して提供している。かつては通訳学校に通わなければ手に入らないような教材を解説つきで勉強できるのだから対費用効果は高い。お勧めの一冊。
■自分の英語に希望と自信を与えてくれる本 評価5 日付2008-01-28
「ダボス会議」におけるノンネイティブの英語を中心に収録、解説を加えたもの。世界20か国、26人のスピーチと聞いてボリュームに圧倒されそうになったが、一人一人のスピーチはそれほど長くないので、聞いてみたいと思う人や国をピックアップできるのがいい。ツル先生の柴ちゃんの絶妙コンビが平易に楽しく解説してくれるので、旅行気分で読み進めることができた。各国の英語事情や経験談も興味深い。

ノンネイティブの英語に慣れるというだけでも価値がある。しかし、本書の真の価値は、「世界の英語」という概念を説き、ノンネイティブの英語はどうあるべきかについて、読者に再考を促している点にあると思う。「ノンネイティブとネイティブの英語の地位は同等」という考え方は非常に新鮮で、衝撃的ですらある。本書は、自分の英語のあるべき姿を考え直すきっかけを与えてくれた。グローバル時代にふさわしい価値ある一冊である。

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