奇跡の英語類語辞典

奇跡の英語類語辞典


奇跡の英語類語辞典 奇跡の英語類語辞典
DHC DHC
¥ 1,785


   英語の類語辞典というと、似通った言葉の微妙な使い分けを調べる上級者向けのものと思われがちだ。しかし、本書は従来の類語辞典とは趣を異にし、目的を語彙力増強に定め、初・中級者を意識したつくりとなっている。

   なぜ類語辞典で語彙力が身につくのか。それは本書にも指摘されているとおり、「1つの単語だけを単体で覚えるのではなく、そこから四方八方に連想を広げて、少しでも関わりのあるものはひとまとめにして覚える」という効用が期待できるからだ。つまり、1つの単語をベースに、その同意語や類義語、さらに派生語や反意語も一緒に覚えてしまおうということだ。

   たとえば、「考える」を引いてみる。見出し語は「think」で、その類義語として、「consider(熟考する)」、「meditate(瞑想する)」、「contemplate(黙考する)」、「ponder(じっくり考える)」などが挙げられている。また、訳語と例文のほかに、ニュアンスや用法の違い、語源や接頭辞・接尾辞などの解説も加えられているので、それぞれの単語を多面的に理解することができる。「think」を単独で覚えるよりも、こうして関連した数語をまとめて覚える方が、語彙学習の観点からはるかに効率的であり、同時にしっかりと記憶にとどめることが可能だ。

   本書は初級者の便宜を考え、日本語をキーワードで引くスタイルを取っているが、巻末には英語索引も用意されているので、英語で引く際の支障もない。収録されている類語は1800語で、例文は1300。基礎語彙をしっかり身につけたい読者に最適だ。(成重 寿)


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■通読用・英語類語学習書 評価4 日付2008-03-23
「奇跡の」、「類語辞典」と銘打っているが、通読して語彙の増強を図るための普通の単行本だといえる。
通読できる単行本でコンセプトがほぼ同じものは何冊かあるが、
その中でこれは本来の辞書的な用途では使いにくい部類に入る。
しかしながら、通読する際に飽きにくい作りではある。

DHCから出版されていることもあってか、本文中の例文や解説は翻訳業務を通して
積み重ねられた情報から選りすぐられたという印象を受けるものが並んでいる。
類語辞典としての用途かからは外れるが、翻訳業務に興味のある人も手にとってみるといいと思う。

類義語の使い分けについては、多くの学習辞書を始めとして各種英和辞典には
たいてい解説がそこそこ載っているものである。
単行本での類義語辞典の意義としては、通読が可能であるというのが大きいのではないかと
個人的には考えている。
何冊かある類書を見比べて、レイアウトや解説を参考に最も自分に合いそうなのを選ぶといいだろう。

■類義語辞典としては使えない。 評価2 日付2005-07-30
本書は、まず見出し語として1語を挙げ、続いてその語の類義語および類義語を使った例文を挙げ、最後にそれらに関する「ミニ知識」で一項目といった構成です。「ミニ知識」はなかなか面白いのですが、そのほかは素っ気ないので、ミニ知識だけを読むという使い方が一番良いと思います。
■どこが奇跡なのか、、、 評価1 日付2004-05-03
レビューを見て、図書館で探したら、見つかりました。
すべての項目に目を通したわけではありませんが、どうかな、と思う記述が目に付きます。

たとえば、companyに対して、corporationやfirmが類語として出ていますが、corporationとの違いに説明は無いし、firmには「合資会社あるいは商店としての意味が一般的で、米法や英法では会社としては認められない。」との解説が。この本は、法律定義ではなく、一般用例についての本なのではないのでしょうか。
Fortune 500 Firms というのが米国の商店500店ではなく、主要企業500社を指すことくらいは、読者も知っているのでは?
「自由な」の項目には、freeはあっても、liberty,liberationについては一切出てこない。形容詞だからですか?
日本語本位なので、英語のシソーラスとしても使えない。
奇跡の、というのが何を指すのか良く理解できませんでした。


■感想 評価4 日付2002-10-23
あくまで,受験用という感じ。
■楽しく読め、巻末の日英両方の索引も役立つ 評価4 日付2001-03-29
 見出しは日本語で、それに対応する英単語とその類語が出ている形式です。日本語から引くThesaurusとも言えるかもしれません。私にとっては、見たことはあるが意味は知らない、でも気になっていたというような単語が、類語として並んでいて、適切な選択だと思います。類語に同意語だけでなく、反意語も載せてくれればもっと良かったと言うのは贅沢でしょうか。巻末に日本語英語それぞれの索引があるので辞書的な使い方もできます。個人的に気に入っているのは例文のあとにある「ミニ知識」で、語源はもちろん古典からの引用や著者自身の見聞もあり、楽しい読み物になっています。前書きで、載せられなかった単語はまだまだあると述べられているので、続編を期待したいと思います。
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